雨の日の映画館

はじめまして。

あなたはだあれ。

 

 

わたしがわたしというとき、それはあなたということ。

わたしがわたしたちというとき、それはわたしたちのこと、物語のこと。

 

映画は映画、詩は詩だとおもっている。絵は絵で、短歌はちょっと絵だけれどいちおう短歌、そんなぐあいに「ことば」や「ものがたり」との区切りをつけて、それらをみるのが好きだ。

 

ことばの介在はいたずら、美しさのまえではいかなる思考もぶすいだ。

そんなふうにおもっている。

だから、ほんとうはとてもにがて。映画を観て、ことばを綴るのは。

 

それでも、こころみたい。

 

ものがたりとしての映画をとらえたい。それ以上でも以下でもなく。

わたしはここに解き明かしたい。

不完全なことばで、つたない構成で、やや感傷的なまなざしだけれど、誠実に、がむしゃらに向き合いたい。

わたしの物語、あなたの物語、わたしたちという物語を、こころから、愛したいのだ。

 

物語とは、はじまり、終るものです。

映画について、はしっこだとか、もちろん結末や、些細な、重要なシーンについての記述を含む記事になります。

見つめるさきは断片であり、いささか偏愛的、総括ではありません。

 

もしも、あなたが、まだ観ていない映画の話は聞きたくなければ、読むべきではありません。

もしも、あなたが、もう観ているあるいは観ていない映画だが、わたしがとらえようとせんことに気をかけるならば、ぜひお読みください。

 

わたしは、あなたと共有したい。

そのためにことばをもちいることを恥じてはいない。

 

 


どうぞよろしく。

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